順天堂大学医学部内科学教室・消化器
1983 年 29 巻 4 号 p. 464-470
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肝細胞癌の診断はhigh risk groupを超音波でスクリーニングして, 異常がみられる例に血管造影を施行する方法が能率的である. 1cm前後の小さな腫瘍も診断できる. 肝細胞癌の予後は切除例がもっともよい. 切除可能例を診断することが最良の治療法である. 切除可否の決定には形態学的および機能的両方からの検討が必要である. 切除不能例には動脈塞栓術が有効である. 塞栓術の適応がない症例には抗癌剤動注療法を行う.
順天堂醫事雑誌
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