順天堂医学
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報告
アルツハイマー型痴呆症例の血糖値に関する予備調査報告
高橋 正木村 通宏大和田 二朗斎藤 幹郎渡辺 敏也新井 平伊
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1993 年 39 巻 1 号 p. 104-107

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抄録
アルツハイマー型痴呆 (ATD) および脳血管性痴呆 (VD) 症例において, 血液中のグルコース・コレステロール・トリグリセリド・総蛋白質濃度を後方視的に調査した. その結果, ATD群においては, VD群と比較して有意に低いグルコース値がみられ, またATD群ではグルコースの異常高値を示す症例は一例もなかった. この予備調査結果は, ATDと糖尿病の合併は存在しないとする北欧の報告を支持し, またATDにおける糖代謝過程の障害仮説に関する今後の検討の重要性を示唆するものである.
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© 1993 順天堂医学会
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