順天堂医学
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原著
過去10年間における当科のてんかん外来患児の統計的検討
高橋 寛中澤 友幸渡辺 響子金子 堅一郎大塚 親哉
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1995 年 41 巻 3 号 p. 355-360

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抄録
日本では, てんかん患児の治療の継続の重要性が指摘されている. 本論文の目的は, 当科におけるてんかん外来患児の過去10年間における傾向を知ることにある. てんかん患児は合計430 (男225 女205) 例である. てんかんは国際分類法により分類した. 当科への初診は乳児期がほとんどで, 毎年30-40例の新患があった. 185例 (43%) の症例はけいれんを主訴として直接来院し, 134例 (31%) は他医からの紹介状を持って来院した. 176例 (41%) は当科へ5年以上通院している. 68例 (16%) は当科の紹介状を持って他医へ転医した. 82%の症例の住居は当科から10km以内にあった. これらのことより, 当科におけるてんかん患児の治療の継続性は概ね良好と思われた.
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© 1995 順天堂医学会
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