PLANT MORPHOLOGY
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特集 形態学と生理学の融合に向けて ―植物の「形」と「現象」の狭間を埋める研究の最前線―
形態変化を伴ったオルガネラ間相互作用の解析
~オルガネラ間接着力測定の試み~
及川 和聡真野 昌二細川 陽一郎西村 幹夫
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2016 年 28 巻 1 号 p. 29-34

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抄録

植物細胞のオルガネラは様々な外界の環境に応答し,活発に運動を行うと同時に,その形態を大きく変動させる.ペルオキシソーム,ミトコンドリアは葉緑体近傍に存在することが知られているが,その生理的な意義はよく知られていない.筆者らはフェムト秒レーザーを用いた生理学的解析により,光合成に制御されたペルオキシソームの形態変化,および葉緑体との接着力における相関性を具体的に評価する試みを行った.本総説では,最近注目されているオルガネラ相互作用の知見に触れつつ,筆者らが行った解析について紹介したい.

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© 2016 日本植物形態学会
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