名古屋大学高等研究院 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 JST ERATO 東山ライブホロニクスプロジェクト
2016 年 28 巻 1 号 p. 43-47
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被子植物の有性生殖過程では,精細胞を運ぶ花粉管が卵細胞を内包する胚珠に対し,正確に1本だけ侵入をして受精をはたす.その背景には,花粉管誘引を担う助細胞を受精後に不活性化させる仕組みが存在する.われわれはこの助細胞の不活性化が胚乳との細胞融合という形でもたらされることを明らかにした.本総説では細胞融合を中心とした助細胞の不活性機構をシロイヌナズナの研究から紹介する.
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