抄録
本研究では、群馬県高崎市の中心市街地である高崎駅周辺における歩行者等通行量、公示地価と土地利用を比較検討することにより、関係性を考察することを目的とした。研究の進め方は、以下のとおりである。はじめに、高崎市中心市街地活性化基本計画に基づき、研究対象地点を設定した上で、高崎市の中心市街地の変遷・動向を述べた。次に、高崎駅周辺における歩行者等通行量の経年推移を把握した。その上で、高崎駅周辺における歩行者等通行量と土地利用、公示地価の関係性を把握するために考察を行った。以上の分析の結果、高崎駅周辺では、まちの商店街・個店が活性化していると考えた。特に、高崎駅周辺における歩行者等通行量を建築物用途、通り、アクセシビリティから捉えた際に、店舗兼事務所の有無、店舗兼住宅の有無、高崎市の中心市街地の中心となる連雀町交差点からの距離、高崎駅からの距離を考慮することが重要であると考えた。さらに、店舗兼事務所が公示地価の形成において、最も大きな影響を与えていることが考察できた。結論としては、高崎駅周辺における①歩行者等交通量と店舗兼事務所との関係、②公示地価と歩行者等交通量および店舗兼事務所との関係が定量的に明らかになった。