実践政策学
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専門学校調理師及び製菓衛生師養成課程における外国人留学生に対する学業定着方略に関する研究
志田 秀史老田 義人勝原 修吾
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2021 年 7 巻 1 号 p. 129-138

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抄録
本調査研究は、専門学校調理師及び製菓衛生師養成課程における外国人留学生に対する学業定着方略(構成要素と手順)を明らかにすることを目的とする。質的調査の結果、外国人留学生の学業定着方略に求められる「構成要素」は、調理師クラス担任及び製菓衛生師クラス担任(インスタラクター兼メンター)、ビザ支援担当職員、ラーニングマネジメントシステム(LMS)担当、上長であることがわかった。次に、手順は、 ①外国人留学生だけを集めてビザ支援を実施する、②奨学金(学費補助)の申請支援をする、③入学後の学びや学則に関するオリエンテーションを実施する、④調理器具、材料、オノマトペの理解及び協働授業への動機づけを実施する、⑤将来の職業像を目標設定することと、そのための仲間づくりを実施する、⑥集団学習の場でのマナーを教授する、⑦ラーニングマネジメントシステム(LMS)の学生登録及び使用方法を教授する、⑧全科目の教材にルビを振る、⑨出席管理及びアルバイト就労時間管理支援を実施する、という9工程であることがわかった。また、専門学校調理師及び製菓衛生師養成課程における外国人留学生に対する学業定着方略として、第1に、インストラクター及びメンター機能の必要性、第2に、外国人留学生全員に対する調理器具、材料、オノマトペの理解及び協働授業への動機づけ、第3に、集団学習の場でのマナーを教授する必要性が示唆された。
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