抄録
日本の離島の多くは高齢化が進んでおり、本土にある病院等に行く場合には、路線バスと船を乗り継いで行く利用者も多い。これは日本のみならず韓国も同様である。著者らは、これまで、日本の離島航路利用者の移動負担感を、歩行速度や乗換行動等を調査することで、簡便かつ定量的に把握できる一般化時間による評価を行ってきた。しかし、取得した結果が調査した日本特有の結果なのか、他国の離島航路にも展開可能なのか評価ができていなかった。そこで、本研究では、一般化時間の算出に必要な「等価時間係数」「心理的負担時間」を韓国の離島で調査し、国による違いがあるのかを明らかにした。