小児リウマチ
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間質性肺炎と縦隔気腫を合併した若年性皮膚筋炎
河合 利尚
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2009 年 2 巻 1 号 p. 42-46

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抄録
若年性皮膚筋炎(以下JDM)において,間質性肺炎は最も予後不良な合併症である.血管障害 の強い症例では,稀ではあるが,脆弱化した肺組織から空気が漏出し縦隔気腫や気胸などのエアー リーク所見がみられる.JDMにおいて難治性の皮膚潰瘍を呈したり,ステロイド治療によって筋炎 症状が改善しない,広範囲に間質性陰影を認める,急速に呼吸不全が進行する,エアーリーク所見な どの症状を伴う間質性肺炎合併例は重症例といえる.そのような症例では,早期からステロイド治 療と免疫抑制剤を併用した複合治療を必要とする.間質性肺炎を合併したJDM症例において,シク ロスポリンAによる免疫抑制治療は一定の評価を得ている.しかし,急速に呼吸不全が進行する症 例ではこれらの治療によっても軽快せず,致死的経過をとることが多い.急性増悪の起こる原因は 明らかでないが,Pneumocystis肺炎(PCP)は誘因のひとつと考える.そのため,定期的な血清β-D グルカンの測定とST合剤によるPCPの予防も重要である.
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© 2009 一般社団法人 日本小児リウマチ学会
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