霊長類研究 Supplement
第24回日本霊長類学会大会
セッションID: A-18
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口頭発表
上顎犬歯形態の変異からみたマカク属の比較研究
*山田 博之
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抄録
人類進化(400-150万年前の期間)においてAustralopithecus属、Paranthropus属とHomo属の間にも犬歯形態に違いが存在しているとの印象をもった。彼らは異なる系統であるばかりでなく、異なった生態・社会をもっていたと考えられている。それは犬歯形態に反映されている。この棲み分けのモデルとして、現生11種のマカク属のオスをとりあげる。マカク属は生態学的にも社会面でも変異が指摘されており、犬歯形態に何らかの違いがあることが予測される。歯の比較形態では犬歯に関する研究はほとんどない。それは犬歯の形態にあまり変異性がないとの予断によるものである。霊長類の犬歯形態は性的二型を著明にあらわすことで広く知られている。人類においても犬歯は性的二型が他の歯よりも強く現われ、男性の方が大きい。マカク属の中でもオスの犬歯は他の歯より長くてサーベル状であり、相手を攻撃する武器、あるいは威嚇するサインとして役立っている。このように独特な機能を持っているにもかかわらず、その形態についてほとんど研究されていない。本研究では、マカク属の中で犬歯形態にどのような変異が存在するのかを比較検討する。
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© 2008 日本霊長類学会
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