霊長類研究 Supplement
第30回日本霊長類学会大会
セッションID: A12
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口頭発表
高崎山餌付けニホンザル群における食物強奪行動と母子関係について
*栗田 博之
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抄録
口の中の食物(小麦など)を他個体が奪って食べる行動は、高崎山(栗田,2007)や小豆島(Hadi et al., 2013)のニホンザルなどで報告されている。高崎山ニホンザルで食物強奪を行う個体は10頭未満であるが(総個体数は約1350頭)、そのほとんどは0歳から1歳頃までの実子に対して繰り返し行っている。本発表では、2組の母子を対象にした観察に基づき、食物強奪行動の生起頻度、食物強奪行動前後での母子間交渉の変化などについての分析結果を示す。
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© 2014 日本霊長類学会
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