霊長類研究 Supplement
第37回日本霊長類学会大会
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自由集会
大型類人猿と人の関わりの変遷:過去・現在・そして未来に向けて
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p. 13

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抄録

日時:2021年7月16日(金) 13:00―16:00

形式:Zoom によるオンライン配信

人は古来より様々な動物と関わり合って暮らしてきた。一言に動物との関わりと言っても、関わり方は時代とともに、また各動物種の人間社会の中での位置づけの変化に従って変遷してきた。動物の生態や認知などの理解の深まりや社会の要請により、過去には当たり前だった関わり方を改めることも多くある。様々な考え方がある中で適切な関わり方を考えるためには、動物と人双方のメリット・デメリットを客観的な根拠をもとに議論する姿勢が重要となる。今回、大型類人猿を対象として、過去から現在にかけての関わり方の変遷を様々な立場から紹介する。大型類人猿は古くから野生・飼育下での調査が行われてきており、彼らを巡る考え方もその中で大きく変わってきた。過去・現在を振り返ることで、これから先にわたしたちはどのように彼らと関わっていくのか、考えてみたい。

話題提供者

 竹ノ下祐二(中部学院大学 看護リハビリテーション学部理学療法学科)

 大塚亮真(京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科)

 赤見理恵(公益財団法人 日本モンキーセンター)

 森村成樹(京都大学 野生動物研究センター 熊本サンクチュアリ)

ディスカッサント

 樺沢麻美(京都大学 アフリカ地域研究資料センター)

 中村美穂(自然科学映像ディレクター)

主催:日本霊長類学会保全・福祉委員会

責任者:山梨裕美(日本霊長類学会保全・福祉委員会、京都市動物園生き物・学び・研究センター)

© 2021 日本霊長類学会
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