霊長類研究 Supplement
第41回日本霊長類学会大会
会議情報

自由集会
安全な野外調査の実現のために日本霊長類学会が目指すもの
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 29

詳細
抄録
日時
7/11 17:45 -19:15

会場
国際会議場第一会議室

企画者
半谷吾郎(京都大学生態学研究センター)

概要
日本霊長類学会では、2024年1月に野外調査安全管理タスクフォースを発足させ、野外調査中の安全管理についての検討を開始した。これまで、以下の活動を行ってきた。(1)2024年の第40回大会で自由集会「霊長類の野外調査時の安全管理」を開催するとともに、その記録を「霊長類研究」にまとめ、霊長類の野外調査の安全管理を、各研究機関や調査地がどのように行っているかを紹介し、情報交換をおこなった。(2)霊長類の野外調査中の事故事例・ヒヤリハット事例を収集し、会員ページで公開した。(3) 2024年の第40回大会で「霊長類の野外調査中の安全に関する特別集会」を開催し、霊長類の野外調査中に事故に遭われた方のご家族のお話をお聞きした。(4)会員に対するアンケートを実施し、霊長類の野外調査の安全管理についての実態把握を行った。本集会では、これらのタスクフォースの活動について紹介するとともに、「フィールド調査のための安全管理マニュアル」を出版するなど、安全管理の取り組みを長年続けている日本生態学会安全管理専門委員会の委員の方に、日本生態学会の活動を紹介していただく。最後に、日本霊長類学会として、安全な野外調査の実現のためにどのような取り組みができるか、会員の皆さまと議論を行い、タスクフォースの提言としてまとめたい。

登壇予定
勝野吏子(大阪大学人間科学部)、北村俊平(石川県立大学生物資源環境学部/日本生態学会安全管理専門委員会)、半谷吾郎(京都大学生態学研究センター)

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https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
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