海岸工学論文集
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大気安定度と波浪を考慮した海面せん断応力モデル
山下 隆男加藤 茂永田 祐司
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2006 年 53 巻 p. 156-160

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抄録
大気から海洋に輸送される運動量やエネルギーの大部分は流れに入るが, その伝達過程で風波が重要な役割を果たし, 風波は大気から海洋への運動量やエネルギーの輸送効率を非常に高める役割を果たしているということができる. 大気・海洋間相互作用において次に重要な要因は大気安定度である. 大気の成層構造において温度勾配と浮力の影響の結合は, 相対的に暖かい海に対して冷たい空気は海面を通して熱フラックスを生じさせるので, 乱流混合過程において重要な役割をする. 本研究では, 大気安定度と波浪を考慮した海面せん断応力モデルを作成し, これ用いて大潟海岸の広域海浜流の再現計算を行い, その適用性の検証を行った
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