抄録
過大な情報システムを取得すると,供給者に支払う取得費用が過大になるだけでなく,要件検討,操作習熟,デ
ータ移行,運用テスト,カットオーバー及び運用といった様々な場面で,取得者の工数が増大するとともに,取得
者の体制が情報システムの規模に見合わないと,業務品質にも悪影響を及ぼす事例について,350 人規模のユーザ
組織の人事給与システム取得の経験をもとに,論述する.業務効率化を図るために,あえて過大な情報システムを
取得するという選択はありうるが,取得工数の増加と取得者の体制を考慮する必要がある.