抄録
万引きは、小売店の利益を減少させ、経営に影響を及ぼす。しかし、小売店が万引き対策に監視カメラの導入や従業員の配置の工夫などを行うと費用的、時間的コストがかかる。本研究では万引き被害の抑制および、万引き対策のコスト軽減のため、監視カメラ映像を模した動画から骨格情報を取得し、全結合ニューラルネットワークを用いて機械学習を行うことで万引き行動を検出する手法の提案を行う。監視カメラ映像から万引き検出を行うことにより、既存の監視カメラを用いて万引き検出を行えるため新しいカメラの導入コストを低減することができる。