抄録
人の多く集まる施設では,靴の取り違いや盗難事件は少なくない。また,特に身体障碍者や高齢者,子供などは靴を脱いだ後に,靴箱の高い箇所や低い箇所に靴を収納することが困難な場合がある。これらの問題を解決するために,特別研究1,2では顔認証を用いて靴を管理し,自動で靴の収納・取り出しを行う靴箱を開発した。本稿では顔認証を指紋認証に変更し,靴の大きさに合わせて使用する収納スペースを変えるシステムを導入した。この靴箱は,靴の取り違いなどによる靴の紛失を防止する。また,自動で靴を出し入れできるため,使用者は靴を探す手間や鍵を用いた保管を省略できる。