抄録
外出時に雨が降っていると,多くの人は傘をさして家を出る。しかし,外を歩いている途中から雨が降ると他人の傘を盗む人もいる。また,途中で雨が止んでしまうと,出先で傘を持って帰り忘れてしまう人も存在する。以前,私たちは顔認証による盗難防止機能を備えた傘立てシステムを提案した。今回はそれを改良して,傘立てに出先で傘を持って帰り忘れないための機能をつけて,格納場所を増やした。
このシステムは持ち主の顔を認識するカメラと,傘を預かる傘立てを備えている。カメラは建物の出口と傘立ての上部についているものとする。まず,傘を収納する際に傘立て上部のカメラで持ち主の顔を登録する。その後,傘を持ち運びたいときに再度そのカメラで顔認証を行うことで,システムは自動で傘を選択し持ち主に渡す。また,顔認証により窃盗も不可能となる。したがって,傘の盗難や混乱をなくすことが可能となる。更に,出口のカメラで顔認証を行うことによって.持ち主として登録した人物が傘を取らずに出て行くと,察知できる。