抄録
本研究の目的は、個人のニーズと重要性に適した参考書を推薦するシステムを開発し、特定分野の学習を効率的に行えるようにすることである。
まず、使用する参考書と参考書において重要視すべき観点を選定した。次に、参考書について選定した観点ごとにレビューを実施してもらい、集計結果の平均を算出して選定した観点におけるパラメータとして設定した。パラメータの設定後、各観点の重要度をユーザー入力から取得しその値を利用して合計点を算出した後、そこから最もスコアの高い参考書を、ユーザーにとっての最適解として提案するサイトを開発した。
その結果、ユーザーのニーズをある程度満たす参考書を提案することができた。しかし、設定したパラメータにより特定の参考書が推薦する参考書に頻出するという問題点や重要視すべき観点の細分化を行うべきという意見が得られた。
それに伴って今後は、参考書のレビューについて文章記述で回答してもらい、その解答を自然言語処理によって分析し得られた結果をパラメータに追加するなどの新たなパラメータ設定方法を模索し参考書数を増やすことにより、よりユーザー個人に最適な参考書を提案できるように改良していきたい。