建設マネジメント研究論文集
Online ISSN : 1884-8311
ISSN-L : 1884-8311
締固め不要コンクリートの施工に関する分析
加藤 和彦渡邉 法美國島 正彦
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1993 年 1 巻 p. 135-142

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抄録

現場での施工を合理化し、施工現場の近代化を推進する対策の一つとして、新しく開発した技術を施工現場に用いることが考えられる。本研究では、新しく開発した技術を生かす道として、開発した技術を合理的に評価することにより、施工現場への適用を検討するためのアプローチの一つを提示した。開発した技術を合理的に評価する手段として、従来の標準的な施工と開発した技術を用いた施工を比較することを試みた。
本研究は新しい開発技術として、締固め作業が不要なハイパフォーマンスコンクリートを事例に、省人化および工期短縮について、従来の標準的な施工と比較することにより、ハイパフォーマンスコンクリートの施工現場への適用を評価した。従来の標準的施工を検討する過程で、公共事業の標準積算で考慮されてきた施工歩掛りを分析することにより、今後の施工歩掛りのあり方についても検討を行った。

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© 社団法人 土木学会
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