建設マネジメント研究論文集
Online ISSN : 1884-8311
ISSN-L : 1884-8311
土被り厚さを考慮した山岳トンネル調査における地盤リスク評価に関する研究
長谷川 信介大津 宏康吉見 晋平
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2008 年 15 巻 p. 219-226

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抄録

地下構造物の建設プロジェクトにおいては、施工前に実施される事前調査によって得られた情報に基づいて建設コストが積算される。しかしながら、山岳トンネル建設プロジェクトのような長大な線上構造物の場合、予算制約などの理由により地質調査の数量が限られるため、トンネル建設領域内すべての地質状況を把握することは不可能である。また、その土被り厚さが数百メートルにも及ぶような場合、事前調査における弾性波探査において高精度に弾性波速度分布を推定できない可能性があるため、弾性波探査が大きなウェイトを占める山岳トンネル建設プロジェクトでは、建設コストを推定する上で大きな不確実要因となるであろう。
そこで本研究では、山岳トンネル特有の土被り厚さに着日し、事前調査で得られた弾性波速度分布、及びボーリングコアにおける速度検層結果に対し、この土被り厚さを考慮して地山評価を行い、また事後評価として推定建設コストと、実施工の建設コストの乖離について検討を行う。これにより、建設コストが変動するリスク (地盤リスク) を定量的に評価する事を日的とする。

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