建設マネジメント研究論文集
Online ISSN : 1884-8311
共分散構造モデルを用いた高速道路の休憩施設の整備効果分析
山本 浩司松島 格也岡田 貢一青木 一也小林 潔司
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2008 年 15 巻 p. 81-90

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抄録

本研究は, 高速道路の休憩施設のお手洗いをリニューアルする事業における投資効果と事業の優先順位を判断する手法として, 共分散構造モデル及び仮想評価法 (Contingent Valuation Method, 以下, CVM) の適用を検討したものである. 本研究では, 高速道路の休憩施設に要求される付加機能と整備効果を共分散構造モデル及びCVMを用いて評価する方法論を提案した. 休憩施設のお手洗いとしての基本機能に加え, 高速道路の休憩施設のお手洗いに要求される付加機能に関する観測不可能な潜在ニーズを構成概念として表現し, 利用者へのアンケート調査により得られた観測変数と構成概念との関係を定量的に示した. その結果として休憩施設のお手洗いに対する利用者ニーズを明らかにすることで, 利用者の特性に応じた各休憩施設のお手洗いの選好を明らかにした. さらに, 構成概念を効用関数の説明変数として取り上げ, アンケート調査により獲得した利用者の支払い意志額から, 休憩施設の機能向上による整備効果を計測した. さらに, 本研究で提案した方法論を, 東名高速道路の休憩施設のお手洗いリニューアル計画に適用し, 方法論の有効性を実証的に検証した.

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© 社団法人 土木学会
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