抄録
道路橋示方書・耐震設計編の保有水平耐力法を適用して橋脚の安全性を評価するには, 橋梁に関する詳細な情報 (設計書, 詳細図, 橋脚の配筋図等) が必要であるがこのような要件を備えた橋梁の数は一般に少なく, 大部分の橋梁では適用示方書上部工形式下部工形式スパン, 幅員等の基礎的なデータしかないのか現状である. 保有水平耐力法では橋脚の保有水平耐力, 固有周期および等価重量がわかれば橋脚の耐震安全性が照査できるのでこれらを基礎的なデータから推定することが必要となる. 本研究では階層型ニューラルネットワークを用いて, 橋梁に関する基礎デー夕から橋脚の保有水平耐力, 固有周期および等価重量を准定し, 橋梁の地震被害を予測するシステムを構築した