地震工学研究発表会 報告集
Online ISSN : 1884-8451
阪神高速道路木津川橋梁の耐震補強
甲元 克明米澤 康夫鈴木 威竹井 賢二本田 利幸
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2005 年 28 巻 p. 26

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抄録

阪神高速道路東大阪線P20~25の木津川橋梁は, 5径間連続桁の中間支点にロッキング柱を有する特殊橋梁である. 既設橋梁の耐震補強を行う場合, 免震支承に取替え支承の変形によって減衰を得る免震設計を行うことも多いが, 本橋ではロッキング橋脚ピボット支承の回転可能角度から決まる桁の変位量内で免震設計を行った. 本橋の特殊性から耐震設計思想の特異性, 機能分離支承の採用, 横支材の補強, ロッキング橋脚のピボット支承逸脱防止など, 他橋にはない耐震補強を行っている.

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© 社団法人 土木学会
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