水質指標, 水量指標, 有機廃棄物指標, 食料指標, 二酸化炭素指標の5つの持続性指標により, Human Dominated Ecosystem (強い人為的影響と生態系機能が混在している地域) である琵琶湖集水域の環境持続性の推定を図った. その結果は人口, 産業などによる地域の特性の違いをよく表していた. これは地域の自立度 (汚濁や問題を他の地域にも, つけまわししない) に密接な関連があると思われる. 既往の環境持続性・持続可能性に関わる指標に対し, 本研究は計算方法・計算根拠などを明確に示した点に特徴がある.