抄録
本研究では河川、水道、都市活動、下水道の4つのネットワークから構成される大都市域の水循環ネットワークに影響する震災リスクを分類する。そして、この震災リスクを安全性から評価するための到達可能性と損傷度の2つの指標を作成する。これらの指標はリンクが破壊することなくネットワークとして機能する可能性と、管にどの程度の破壊が生じるかを評価することを目的としている。最後に、大阪府の北摂地域を対象としてこれらの指標を用いて安全性の評価を行ったのちに、水循環ネットワークの再構成のための代替案の1つである下水処理水を用いた水辺創生を行った場合の安全性と比較し、同評価指標の有効性を検討する。