環境システム研究論文集
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バングラデシュ都市住民の衛生改善意識と適正技術導入の要件
神谷 大介酒井 彰山村 尊房畑山 満則福島 陽介萩原 清子萩原 良巳
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2004 年 32 巻 p. 157-164

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抄録

バングラデシュでは、国民の43%はトイレを持たず、この国で普及が進められているタイプのトイレも衛生面での問題を有している。開発途上国の住民が主体的にトイレを普及し、し尿を衛生的に処理していくためには、住民が受入れ可能な技術とその導入の方法論を明らかにする必要がある。筆者らは、バングラデシュ都市住民がトイレ、し尿処理、ならびにこれらを含めた衛生、生活全般に関して抱いている意識を直接インタビュー形式の調査により把握し、衛生改善技術を導入するにあたっての要件について考察した。

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