環境システム研究論文集
Online ISSN : 1884-8125
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観光行動調査に基づく持続可能観光の提案手法
浦野 真弥後藤 尚弘藤江 幸一
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2004 年 32 巻 p. 351-356

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抄録
持続性観光形態の提案手法を提示するために屋久島において観光客行動調査および廃棄物調査, 関連業種へのヒアリング等を行い, 数種の観光行動に伴う廃棄物および二酸化炭素の排出量を明らかにした。観光行動調査では観光行動を把握し, また廃棄物調査から観光関連施設からの廃棄物排出量および利用人数, 排出された廃棄物組成を把握し, 様々な観光行動に伴う廃棄異物排出原単位等を求めた。観光客行動調査に基づき観光客の行動パターンを5つに分類し, 観光形態毎の廃棄物および移動に伴う二酸化炭素の排出原単位, 総排出量を算出した。さらに5つの観光行動パターンについて, 4種のシナリオを導入し, 本研究により求めた観光行動に伴う廃棄物排出原単位を用いて将来の廃棄物排出量推計を行った。
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© 社団法人 土木学会
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