環境システム研究論文集
Online ISSN : 1884-8125
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地元学を活かした農村都市協働プログラムについての研究
松下 桐子笹谷 康之
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2004 年 32 巻 p. 357-364

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抄録
本研究は、梅ヶ谷集落を事例に地名やGISを用いた景観変遷調査と、地元学に基づいて住民が参加する地域資源の再発見を踏まえて、農村都市協働プログラムを提案することを目的とする。集落を維持するためには宅地周辺のゾーン内と重要な水源である水路を保全して、定住環境を整えていくことが重要なことを示した。そして地域住民と集落外の利害関係団体が未活用経営資源と不足経営資源を補完して、連携して耕作地維持と竹林繁茂防止の協働プログラムを実施することが有効であることを提案した。
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© 社団法人 土木学会
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