抄録
水道管路では, 管布設後の経過により埋設環境の影響を受け, 劣化や腐食が進行して漏水が発生し易くなったり, 管材質の差異により破損の確率が異なると考えられている. 本論文では, 配水小管での漏水発生に着目し, 漏水防止量も含め地中や地上に生じたと考えられるすべての漏水を漏水発生量と定義し, 管の老朽化の影響を考慮して予測モデルの作成を試みた. 実数空間での最適解探索を行う実数値GAを適用してモデル化を行った結果, 配水小管における漏水発生率を表すモデルを定式化でき, 漏水発生量を算定する適合性の高いモデルが得られた. また, 今後の維持管理計画をシナリオとして設定して将来の漏水発生を予測し, 経年管更新の効果等について検討した.