抄録
近年, 日本の一般廃棄物処理は, 収集・処理だけでなく, 3Rを含めた総合的な取り組みが求められている. 一方, 国・地方の財政事情は厳しさを増しており, 事業の効率性改善が必要となっている. そこで注目されているのが, 地域の潜在的な市民力, すなわち地域SCを活用していくことである. 本研究では, Data Envelopment Analysis: DEA手法を用い, 管理効率性の視点から地域SCが一般廃棄物処理事業に与える影響を検討した. 結果として, 地域SCは必ずしも主要な管理能力として活用されておらず, また地域SC量が豊かであればその活用度が増す訳ではないことが分かった一方, 人口規模の大きい都市においては地域SCの活用度が高く, 中でも人口50万以上100万人未満の都市においては, 3R政策導入後に地域SC活用度が高くなる傾向がみられた.