抄録
現在さまざまな環境対応型の加工法が提案されており,そのひとつに冷風加工法がある.冷風加工法では,低温·高圧の空気を加工点に供給する必要がある.そのためノズルを加工点に近づける必要があるが,ノズル設置位置は干渉の問題から離して設置しなければならない.このため効率よく高圧力が得られるノズルが必要である.しかしこのような冷風供給ノズルの製作は困難である.そこで本研究において理論設計,実験的な補正および解析的な設計補助を行うことで空気の圧縮性を利用した超音速ノズルを設計·製作した.それぞれの設計でノズルの評価をし,検証を行ったことについて述べる.