抄録
CMMの校正は三軸上の幾何学的な誤差を測定·推定し,数値補正技術を利用する手法が一般的となっている.幾何学的な誤差の測定には実用標準の幾何学的なゲージが広く用いられるようになっている.しかしこれらのゲージは設計上の限界から測定点密度が低く,測定点配置の自由度が制限される傾向がある.本研究で採用するレーザートラッキングシステムは三次元の自由な測定点配置と密度を採用することができる利点がある.そこでレーザートラッキングシステムを用いた幾何誤差の推定を行い,幾何ゲージのひとつであるボールプレートによる幾何誤差推定結果との比較を行った.またレーザートラッキングシステムの実用標準としての有用性を検討した.