抄録
工作機械に用いられているボールねじ駆動送りテーブルは,ロストモーションに伴う非線形挙動により,円弧軌跡切削加工時の象限突起が軌跡精度に悪影響を及ぼす.実逆伝達関数制御は軌跡精度の向上には効果的であるが,非線形な系に対する効果はいまだ検証されていない.そこで,本研究では,逆伝達関数制御に用いる動特性パラメータをテーブルの移動時に実時間で計測し,ロストモーション発生時の動特性パラメータの変化を測定する.本発表では,NCテーブルを制御対象としてフィードバックゲインをあげたときの挙動を中心にする.