精密工学会学術講演会講演論文集
2005年度精密工学会春季大会
セッションID: K63
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射出成形と塑性加工の高機能化(1)
強制ゲートシャット機構を用いた射出成形金型内樹脂充填パターン計測法
*市野 和洋村田 泰彦宮脇 真之
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抄録
射出成形金型内における樹脂充填パターンを知る手段として、これまでショートショット法が用いられてきた。しかし、同手法では、流動過程においてスプルー、ランナ内で圧縮された樹脂が、圧力の緩和により、スクリュが停止した後もなおキャビティ内へと流入し、正確な充填過程でのフローフロント形状が得られない。本報告では、小型アクチュエータを用いてゲートを強制的にシャットし、スクリュ停止後のキャビティ内への樹脂の流れ込みを防ぎ、正確な樹脂充填パターンを抽出する新しい計測手法を提案した。
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© 2005 公益社団法人 精密工学会
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