精密工学会学術講演会講演論文集
2007年度精密工学会春季大会
セッションID: E46
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プラスチック歯車のかみ合い発熱シミュレーションソフトウエアの開発(第1報)
*上田 昭夫吉原 正義
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抄録
プラスチック歯車は,歯面間の接触による摩擦熱とヒステリシス熱の影響を受けるため運転時間の経過に伴い温度が上昇し弾性率が低下する.そのため材料の許容曲げ応力が低下することにより歯車の強度が弱くなる.従って,プラスチック歯車の強度をより正確に知るためには「熱」を予測することが非常に重要であると考えられる.本シミュレーションソフトウエアは,歯車の運転時における摩擦熱とヒステリシス発熱を熱源として与え,更に運転状況の放熱を考慮し歯車の温度を推定する.そして弾性率と許容応力を決定することを目的としている.本稿では,第1報としてソフトウエアの信頼性とシミュレーション結果および実験結果について報告する.
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© 2007 公益社団法人 精密工学会
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