精密工学会学術講演会講演論文集
2012年度精密工学会春季大会
セッションID: D20
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プラズマ援用研磨法の開発(第5報)
断面TEMによる単結晶SiCの加工面の観察
*とう 輝山村 和也
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抄録
単結晶SiCを高精度的に研磨するため、我々はプラズマ援用研磨(PAP)技術を開発している。今までの結果から見ると、PAPを用いることで、スクラッチフリーかつ原子レベルで平坦な表面が得られた。今回、断面TEMによる単結晶SiCの観察を行った。1時間の水蒸気プラズマ照射により、単結晶SiCの表面に厚さが約20 nmの酸化膜が形成されることが分かった。PAPの加工面は、酸化膜が完全に除去され、原子配列の乱れがないことが分かった。
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© 2012 公益社団法人 精密工学会
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