移動計測データを用いた道路周辺地物の形状再構成（第２報）

抄録

移動計測によって取得された道路周辺地物の点群データの処理では，kdツリーなどを用いて，近傍の点群を接続したk近傍グラフを作成することが多い．一方で，レーザスキャナの高速化が進むに従い，スキャンライン方向と車両の進行方向で点群密度が大きく異なるデータが増えている．その場合，必ずしも適切なk近傍グラフが作成できない．本稿では，そうした点群においても，適切に構造化ができる手法について検討する．