精密工学会学術講演会講演論文集
2014年度精密工学会春季大会
セッションID: E04
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AlNカンチレバーを用いた高感度低消費電力の圧力変動検出スイッチ
*海法 克享高橋 英俊富松 大小林 健松本 潔下山 勲伊藤 寿浩前田 龍太郎
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抄録
本研究では,検出素子として圧電体であるAlNをカンチレバー上に形成した,圧力変動によって駆動するスイッチを提案する.圧電体を用いることで,センサ素子を動作させるのに原理的に電力を消費しないため,低消費電力で駆動するセンサが実現できる.カンチレバーの大きさは1500 μm × 1000 μm × 2 μmに設計した.圧力差に対する感度は圧力差-20 Pa ~ +20 Paの範囲において10 mV/Paとなり,数十 Pa程度の圧力変動で駆動するスイッチを実現した.
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© 2014 公益社団法人 精密工学会
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