主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2016年度精密工学会秋季大会
開催地: 茨城大学
開催日: 2016/09/06 - 2016/09/08
Ti表面に微細パターンを創成すると歯科インプラントの生体細胞融合性を向上すると考えられており,Ti合金表面にレーザ加工により微細なテクスチャが創成されている.しかし,表面にデブリなどが付着する,加工能率が悪いなどの問題点がある.一方,機械加工で加工できれば効率は良いと考えられるが,微細なテクスチャを創成するには幾何学的に工具先端を微細にする必要があり,工具摩耗が問題となる.そこで本研究では歯科インプラントの生体細胞融合性を向上するため,単結晶ダイヤモンド,cBN,超硬合金,CVD-SiC製のバイトを用いてTi合金を切削し,送りや工具摩耗が表面性状に与える影響について実験的に調べた.