種々の温度で仮焼したLa無添加および添加酸化セリウムによるガラス研磨特性

抄録

ガラス精密研磨用砥粒として、セリアとLa添加セリアの球状粒子を噴霧熱分解法で合成し、熱処理温度と研磨特性、および粒子表面のセリウムの価数評価を行った。その結果、研磨特性は粒子表面における3価のセリウムの割合によって変化するが、La無添加とLa添加ではその依存性が異なり、ガラスと砥粒との化学作用性がLa添加によって変化していることが分かった。