精密工学会学術講演会講演論文集
2017年度精密工学会秋季大会
セッションID: A62
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アルミ合金鍛造材の高精度加工方法の開発
残留応力とひずみ量の予測を活用した加工順序の決定による加工誤差の低減
*山本 雄也西田 司菅野 裕人赤澤 浩一
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抄録
高い寸法精度を要求される機械加工部品では、残留応力の開放によりひずみが発生し、加工精度を悪化させることがしばしば問題となる。しかし、測定方法が破壊検査であることやコスト面から、製品となる素材内部の残留応力分布を把握することは困難である。そこで本研究では、アルミ合金鍛造材を対象に、残留応力分布および加工後のひずみ量の予測を試みた。さらに、ひずみ量の算出結果から加工誤差を予測し、その結果を用いて模擬部品の加工順序を決定した結果、加工後の形状誤差を70%低減できた。
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© 2017 公益社団法人 精密工学会
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