精密工学会学術講演会講演論文集
2018年度精密工学会秋季大会
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フォトニックナノジェットを利用した微細加工に関する研究(第6報)
フォトニックナノジェットの発生原理に基づく強度分布制御手法
*上野原 努水谷 康弘高谷 裕浩
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p. 553-554

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抄録

フォトニックナノジェット(PNJ)は直径数ミクロンの誘電体球にレーザ光を照射することで発生するビームである.そのビーム径は数百ナノメートルで,ほとんど発散せずに数ミクロンの距離を伝搬する.PNJ発生においてマイクロ球は中心軸の近傍と遠方で異なる機能を持つ.この機能に基づいて,入射光の偏光をラジアル偏光にすることで,PNJは強度一様の平面波を入射したときに比べてより小さいビーム径が形成されることが明らかとなった.

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© 2018 公益社団法人 精密工学会
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