主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2023年度精密工学会春季大会
開催地: 東京理科大学
開催日: 2023/03/14 - 2023/03/16
p. 377-378
パルス列干渉計において干渉縞の包絡線のピーク位置は測位に使われる。その位置を高分解能で解析するため、本研究グループでは、歪みのあるフーリエ変換を用いて包絡線のピーク位置付近にサンプリング点を集中させる手法を提案した。これまでの提案法は高分解能化可能な範囲が固定されている。そのため、実験ごとに変動する包絡線のピーク位置に対して、提案法を適応できないという問題がある。本稿では、オールパス関数の位相角を制御し、任意の位置にある包絡線のピーク位置に高分解能化可能な範囲を移動させることにより、この問題の解決を目指す。