作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
脳卒中後の高次脳機能障害者が 就労継続に至るまでのプロセス
江口 みのり髙島 理沙 坂上 真理村田 和香
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2019 年 1 巻 2 号 p. 23-31

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抄録
本研究の目的は,脳卒中後の高次脳機能障害者が就労継続に至るまでのプロセスを, 当事者の視点から明らかにすることである.3名に半構成的インタビューを実施し,質的 記述的に分析した.その結果,【発症前と変わっていないという自負】,【発症前との変化に よる精神的負担】,【受け入れてくれた存在の大きさ】,【障害に配慮のない会社への苛立ち 】,【提供されたサービスへの不信感】,【会社の意向が変わらないことへの諦め】,【障害と付き 合いながらやる仕事】という7つの大カテゴリが生成された.今後は障害を理解する姿勢 を作れるような会社への働きかけや,障害の説明スキル向上に向けた当事者への支援が必 要となると考える.
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© 2019 公益社団法人北海道作業療法士会
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