抄録
【目的】精神科電子カルテ分析ソリューションを用いて精神科入院患者の希死念慮に関連する因子を検討すること.【方法】精神科病院に初回入院した患者22,681名を対象として,希死念慮あり群となし群に分け,重要度の高い因子を後方視的に検討した.【結果】暴力・暴言,不眠や食欲不振,退院意欲,対人関係の問題の因子が希死念慮に関連する重要度の高い因子であった.【考察】希死念慮のある患者は他者に対する暴言や暴力でその怒りを表出していることや対人関係の問題があることが考えられた.また,不眠や食欲不振など生活に関連している因子の重要度が高く,臨床的に有用な結果が示された.