抄録
【目的】高次脳機能障害者の家族における自己効力感尺度を開発するため仮尺度項目を作成し,内容的妥当性を検討すること.【方法】先行研究を基盤に30項目の原案を作成し,12名の専門家にデルファイ法での合意度調査を実施した.【結果】合意基準を満たしたのは17項目であった.【考察】先行研究と同様に9項目は「高次脳機能障害への対応の自己効力感」,4項目は「休息を得る自己効力感」,4項目は「感情や思考のコントロールの自己効力感」であると考える.【結論】結果から17項目については,高次脳機能障害者の家族における自己効力感尺度としての内容的妥当性が確認できた.