日本サイコネフロロジー学会雑誌
Online ISSN : 2758-7215
認知症の「見える化」:透析施設における認知症の症状と重症度の評価法
大内 雄太
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 2 巻 p. 17-23

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抄録
透析患者の高齢化に伴い、認知症合併透析患者は年々増加している。しかし、透析医療従事者にとって認知症は症状把握や病状評価のしづらい疾患である。加えて、透析施設にはCT・MRI・脳波計などの医療機器や精神科医・公認心理師などの専門職といった、認知症診療に必要な医療資源が乏しい。そのような透析施設でも、認知症の「見える化(病状の客観的記録)」に役立つものが認知機能検査と心理検査である。令和6年度診療報酬改定で算定可能(80 点)であり、透析施設でも容易に入手可能かつ透析医療従事者でも試行可能な心理検査として、認知機能検査(MMSE、HDS-R、MoCA)とBPSD 評価尺度(NPI、BEHAVE-AD)を紹介した。さらに、透析施設にはかかりつけ医機能も求められている。透析継続に支障をきたすBPSD を適切に把握し、自施設内で可能な対応法を試み、必要時には速やかに専門医に紹介することが重要である。
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© 2024 一般社団法人 日本サイコネフロロジー学会
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