理学療法かごしま
Online ISSN : 2436-8458
慣性センサーを用いた歩行中の関節角度測定の妥当性の検討
松浦 央憲 宮﨑 宣丞福田 将史宇都 由貴中島 将武下世 大治鈴木 陸斗川田 将之木山 良二
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 2 巻 p. 38-43

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抄録
 本研究の目的は,光学式モーションキャプチャーを外的基準として,慣性センサーによる歩行中の関節角度測定の妥当性を検証することである。健常成人14名を対象とし,トレッドミル歩行を慣性センサーおよび光学式モーションキャプチャーシステムにて計測し,矢状面における下肢関節の角度を算出した。両機器から得られた各歩行周期の関節角度の代表値および,全歩行周期の関節角度波形の一致度を分析した。代表値の分析には級内相関係数およびBland-Altman分析,波形全体の分析にはcoefficient of multiple correlationを用いた。その結果,両機器から得られた股関節と膝関節の角度は非常に近似しており,高い妥当性を示した。足関節でもterminal stanceからpre-swingの一致度がやや低くなるものの,高い妥当性を示した。本研究の結果は慣性センサーを使用した臨床の歩行測定の一助となるものである。
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© 2023 公益社団法人 鹿児島県理学療法士協会
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