抄録
パラメータ設計において,各ノイズ因子の応答に対する効果をもとに,応答が最も小さくなる水準の組み合わせおよび応答が最も大きくなる水準の組み合わせの2通りにノイズ因子を調合することがしばしば行われる.これによって大幅な実験回数の削減が期待されるが,その一方で,いくつかの問題点・リスクが存在する.本報告では,調合ノイズにおける以下の3つの問題点:1.調合ノイズと直交表ノイズの最適条件の違い,2.調合ノイズのSN比が同じ値になる問題,3.調合ノイズの範囲外に出現する直交表ノイズの応答,を取り上げ,これらについて温度調節器の回路設計の数値例を通じて検証する.